戦争が始まると株価は上がる

ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めたというニュースが飛び込んできましたが、株価は上昇しました。

2022年2月24日の終値です。

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ダウ平均は取引開始直後に急落し、一時は859ドル安の3万2272ドルと11カ月ぶりの低水準を付けた。午後には買い戻しが優勢になり、終値は92ドル高の3万3223ドルと6日ぶりに反発した。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数も一時は下落率が3%を超えたが、最終的には3.3%高で取引を終えた。

マイクロソフトやインテルは株価上昇率が4~5%に達し、ハイテク株が相場の戻りをけん引した。米オアンダのエドワード・モヤ氏は「底値を買う投資家は(物価変動を除いた)実質金利の低下と、成長率や投資評価面で妥当な見通しを持つ銘柄に注目している」と指摘する。

プレマーケットではボコボコに売られていたのであまりマーケットを見ずに眠りにつきましたが、朝起きて一気に目が覚めました。上がっとるがな。

一瞬だけ上がってこの後にさらなる急落が待ち受けている可能性もありますが、このことは株を衝動的に売却してはいけない、ということを思い出させてくれます。

過去の歴史を振り返ると、戦争が株価上昇のきっかけになることもあるそうです。

湾岸戦争が起こった1991年1月、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500は約4.2%、翌2月は約6.7%上昇しました。

2003年3月のイラク戦争開戦前は、イラクで化学兵器が見つかったというニュースだけで株価が暴落しましたが、米英軍勝利が鮮明になった翌4月、S&P500は約8.1%も上昇しました。

今回はどうなるかはわかりませんが、上がるパターンだと信じて、おとなしく株を握りしめたまま静観したいと思います。

私の短い投資経験によると、悲観的と思われる状況が、株式市場にとってはそこまで悲観的ではないということがしばしばあります。

短期的には下落するかもしれませんが、そのうち株価上昇に転じるのではないかと楽観視しています。

私たちが見据える先は数十年後の未来ではなかったか。

ということで、私たちにSellの選択肢はありません。共に乗り越えましょう。