今回は2018年~2022年のNISAで1000万円を失った人の話をします。
その人は、NISA口座でレバレッジETFに投機しており、2022年1月~3月の急落で大変な目に遭っていました。600万円を失った報告をした後に700万円を失った報告をしていますが、それはただの通過点だったようです。4月以降の下落でさらに打ちのめされています。
もちろん、それは私のことです。
NISA保有株数
- SPXL:299
- TECL:410
- SOXL:500
直近の最高値→最安値(ドル)
- SPXL:147.98 (1/4)→71.93 (5/12)
- TECL:91.04 (1/4)→30.48 (5/12)
- SOXL:74.21 (1/4)→17.96 (5/12)
資産推移(ドル)
- SPXL:44,246→21,507(‐22,739)
- TECL:37,326→12,497(‐24,829)
- SOXL:37,105→8,980(‐28,125)
- 合計:118,677→42,984(-75,693)
75,693ドルを1ドル=130円で日本円に換算すると、なんと984万円でした。
1月4日から5月12日のたった4ヶ月の間に、NISA口座だけで約1,000万円の資産を吹き飛ばしてしまいました。
NISAで1000万円の利益を達成する前に1000万円の損失を達成しちゃいました。
何ということでしょう。
えぇ、えぇ、ありがとうございます。
胸がすっとしましたか?
NISAは年間120万円しか投資できないので、5年分の600万円が上限です。
しかし、私は4年分と端数の合計500万円ちょっとしか投資していないのに984万円も損したのです。
なぜこんなことが起こるのか。
それはレバレッジETFが爆騰した後、暴落したからです。
2022年の1月4日にピークを付け、この記事を書いている時点では5月12日に最安値を付けています。
NISAにレバレッジETFを投資していたおかげで、NISAの上限額の1.64倍の下落を体験することができました。
レバレッジは急速に資産を増やすことができますが、急速に資産を減らすこともできます。
低酸素トレーニングのような高負荷な修行を行うことができるので、忙しいビジネスパーソンも短期間で効率よく鍛えられます。
これで私は一回りも二回りもたくましくなってしまいました。
もちろん、投資(投機)をしているのだから、儲かった方がよいに決まっています。お金を減らすために投資(投機)している人なんていません。
それでも下落したら下落しちゃったで、逆に素晴らしい経験が積めたとプラスにとらえましょう。
こうしてみなさんを喜ばすこともできているようですし。
NISAの資産急減ランキングが存在しているとすれば、私はかなりトップの方に名を連ねているはずです。
NISAでレバレッジETFで運用している金額はあと50,000ドルちょっとありますが、私にはもう怖いものはありません。
なぜならもっと多い75,693ドルを減らした経験があるから!
NISAでレバレッジETFの投機実験をしてよかったと心から思います。ありがとうございました。