テクノロジー関連株の3倍の値動きをするTECLが2年半ぶりに90ドルを突破しました。博打をしている皆様おめでとうございます。
絶望が始まる前
この記事を書いている前日にアップル株が上昇し、それにつられてTECL株が上昇しました。
11日のアップル株は7.26%高の207.15ドルで終えた。ダウ平均の構成銘柄だけでなく、S&P500種株価指数の構成銘柄の中でも上昇率トップだった。アップル株高が支えとなり、ナスダック総合株価指数とS&P500種は連日で最高値を更新した。
TECLは独特のポートフォリオになっていますが、Daily Fund Holdingを見るとこの記事を書いている時点でのトップ5はこんな感じでした。
- Microsoft:15.86%
- Apple:14.79%
- NVIDIA:4.12%
- Broadcom:3.34%
- AMD:1.86%
昔はビザとかマスターとかがランクインしていましたが、半導体株が台頭してきて私好みのポートフォリオになってきました。
私は2020年にNISAでTECLに一括投機しました。
理由
- TECLは10年間で2,000%値上がりしている
- 上位銘柄があと5年はいけそうな気がする
- NISAでTECLに投資をしている人がほぼいない
私は2020年のNISAでTECLに投機し、今でも保有し続けています。リターンは5倍ちょっと(422%)くらいになっています。
なぜNISAで投機したかというと、5年間という短期間で爆発的な利益(損失も)が期待できると思ったからです。
確かにどちらも体験できました。
この記事を書いている時点では保有期間はちょうど4年半となり、満期まで残すところあと半年です。
この5年間で本当に色々なことがありました。
2020年の3月は本当に地獄でした。
当時の記録をちゃんと取ってありますが、今見てもゾッとします。
2020年2月27日(1回目)
- VTI:-4.38%(-6.94USD)
- SPXL:-13.33%(-7.82USD)
- TECL:-16.24%(-39.2USD)
- SOXL:-14.11%(-31.41USD)
2020年3月9日(2回目)
- VTI:-8.03%(-12.09USD)
- SPXL:-23.22%(-11.54USD)
- TECL:-22.36%(-46.07USD)
- SOXL:-25.34%(-50.32USD)
2020年3月12日(3回目)
- VTI:-9.72%(-13.42USD)
- SPXL:-28.68%(-10.78USD)
- TECL:-29.43%(-48.31USD)
- SOXL:-30.41%(-44.60USD)
2020年3月16日(4回目)
- VTI:-11.38%(-15.47USD)
- SPXL:-33.87%(-11.53USD)
- TECL:-36.16%(-56.77USD)
- SOXL:-38.59%(-50.14USD)
2020年3月16日はたった1日だけでTECLが36%暴落、SOXLが38%も暴落しています。
当時は分割前だったので、下落幅は大きくなっていますが、このクラスの暴落が今きたら私はひとたまりもありませんね。
確実にブログ休止です。
でも私はそれを乗り越えました。
次の危機は2022年です。
上のチャートをご覧いただきたいのですが、2021年の年末から2022年の年初にピークがあり、その後の下落もなかなかでした。
NISAが膨らんだ後の暴落だったのでかなり痛かったです。
その時がレバレッジ勢の現時点でのピークです。
私がレバレッジETFを保有してから一番良かった時と悪かった時の落差はこちら。
直近の最高値→最安値(ドル)
- SPXL:147.98 (1/4)→48.97 (2022/10/13)
- TECL:91.04 (1/4)→18.03 (2022/10/13)
- SOXL:74.21 (1/4)→6.21 (2022/10/13)
泣いたのは、一番高かった時にSOXLを買ってしまったことです。
73.5ドルもしました。
でも私はこれも乗り越えました。
こんな悲しいことが起こったにもかかわらず売らずにこれまでやってきて、そしてTECLが90ドルを超え、2022年の最高値を更新しようとしているのです。
この感動わかりますかね。
分からないですよね。
ということでアップル株が上昇して嬉しかったよ、というお話でした。
TECLを保有していられるのはあとわずかですが、引き続き博打を楽しんでいきたいと思います。