先日発売されたばかりのパイロットの万年筆のペン先がついた筆記具iro-utsushi【いろうつし】のレポートを配信させていただきます。
『iro-utsushi』はペン先を万年筆用インキに浸しながら筆記する、つけペンタイプの筆記具です。一般的な「つけペン」とは異なり、万年筆と同様にペン先にペンポイントが付いているので、紙へのタッチが柔らかく、細かい文字やイラストもなめらかに書くことができます。
また、ペン先を水ですすぎ、布で拭き取ることで、手軽に様々なインキの色を楽しむことができます。樹脂軸:770円(税込み)
木軸:1,980円(税込み)
私が購入したのは、木軸の黒でございます。
私は万年筆初心者ですが、パイロットのカクノやライティブを使って日々英文を書き写すことを日課としています。
最初はカクノだけでしたが、思いのほか続いたのでライティブを購入し、良いものを買うと書き味もよくなることを知りました(それでも安い方だとは思いますが)。
インキも青を中心としていろいろな種類を集めました。
しかし、問題は、インキの種類をたくさん試すためには、頻繁にインキ交換をするか、万年筆をたくさん持つ必要があるということです。
カクノは比較的安価なので本数を用意して様々な種類のインキを楽しむこともできます。しかし、インキの数だけ万年筆が増えてしまうのも考えものです。
そこで今回のようなつけペンタイプの万年筆を使うことで、手元に水と布を用意することで簡単にいろいろな種類のインキを試せて楽しいと思ったのです。
実際に使ってみた感想は以下の通りです。
- 書き味はかなりよい
- 1ディップでEspressoのWorld in briefを1記事書ききれるかぎりぎり
- インキ交換が少しめんどくさいと思うことはある
それでも複数の万年筆を使うよりは手軽にいろいろなインキを試せるのでとても気に入っています。
別の万年筆を使うと、その書き味や色味が万年筆自体やインキを入れた時期によってもだいぶ異なります。だから、似たような色のインキを比較したいときに、本当のそのインキ本来のものかわかりづらいことがあります。
一方で、いろうつしを使えば、同じペンでいつでもフレッシュなインキを楽しめるので、同条件でのインキの比較が可能です。
わかりますかね、この思い。
私は幼少の頃から書道を嗜んでいたので、書くことが小さい頃から習慣となっています。
今は英文を書き写すだけですが、その時は書くことだけに集中できるので精神を落ち着かせる効果があります。
特に心が落ち着かないときやなんだかそわそわして集中できないときに文字を書き写すと、散らばっていた集中力が一つのあるべき場所に収まっていくような感覚を覚えます。
この文字を書く習慣を継続させ、英文を書く力が少しは上がることを期待しつつ、メンタルも整えていこうと思います。