Babelの洋書を読み始めた

Babelと言う洋書を読み始めたのでご報告申し上げます。

私がたまに見ている読書系YouTuber(イギリスの女の子)がBabelを読んでいて、面白いよ、と言っていたのでずっと気になっていました。

先日新宿の紀伊國屋に行ったところ、ペーパーバックのBabelを目にして、これはカッコ良すぎると言うことで見た目で購入を決めました。

500ページ以上あるかなりの長編ですが、日々少しずつ読み始めています。

あらすじを知りたい人はAmazonのレビューなどをご自身で検索してほしいですが、1800年代のイギリスで少しファンタジー要素がある物語のようです。

主人公の少年Robinは元々中国の広東省に住んでいて、感染症で親や親戚が亡くなってしまい孤立しかけていました。

そこで、教授がいきなりやってきて少年を助け、船でイギリスに連れて行き、そこでラテン語やギリシア語を仕込むところまで読みました。

この少年は語学が堪能なようで、英語と中国語を操り、イギリスに行ってからも中国語を忘れないように訓練しているのが印象的です。

今後はBabelと言うところで翻訳や言語を学ぶらしいのですが、まだ序盤なのでラテン語とギリシア語を一生懸命学んでところまでしか辿り着いていません。

それでも見知らぬ土地で一生懸命ラテン語やギリシア語を学んでいる姿を見ると、あぁ自分ももっと頑張らなければならないなという気になってきます。

ここまでで印象に残ったシーンを引用しておきましょう。

主人公のRobinくんが教授になぜラテン語やギリシア語を学ぶのか尋ねるシーンです。

'If my talents lie in Chinese, then what do I need Latin and Greek for?'

Professor Lovell chuckled. 'To understand English.'

'But I know English.'

'Not as well as you do. Plenty of people speak it, but few of them really know it, its roots and skeltons. But you need to know the history, shape, and depths of a language, particularly if you plan to manipulate it as you will one day learn to do.

英語を話せる人は必ずしもその言語のことをよく知っているわけではありません。

ラテン語やギリシア語を学ぶことで、英語がどのような言語か知ることができ、本当にその言語を操れるようになる、と教授は言っています。

だからといってラテン語やギリシア語を学ぼうとは思いませんが、フランス語やロシア語を学んだときに、なんて英語は優しいんだ、、と思ったことがあります。

他の言語を学ぶことで自分の言語や第二外国語を客観的に見ることができ、それが学習に役立つこともあるはずです。

と言うことで、Babelは分厚くて難しいですが、日々少しずつ読み進めていこうと思います。