どうしたらセミリタイアできるか考えてみる

私の目標は、35歳までに5000万円の資産を作ってセミリタイアすることです。

あくまでセミリタイアなので完全リタイアではありません。自分の好きな仕事などをしながら多少はお金を稼いで生活費の足しにしようかと考えています。こうすることで必要な資産額を減らすことができるからです。

重要なのは、自分が働かなくてもお金が手に入る仕組みを今のうちに作っておくことです。つまり、お金を生み出してくれる資産を手に入れる、または自分で作りだすことが当面の課題となります。これはいろいろな方法があると思いますが、どれをとっても一朝一夕でできるものではありません。

私は米国株という資産を増やすことに取り組んでいます。まず、自分の命と時間を削って毎月キャッシュを手に入れます。そしてそれを日々米国株という資産に変える作業を繰り返しているのです。

なぜ米国株かというと、世界の株式市場の中で米国株がリターンが大きくなる可能性が高いからです。また、必要になればすぐに換金できる流動性の高さも理由の一つです。

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私は資産の80%を米国株で保有しています。

もちろん今後もリターンが見込めるかはだれにも分かりません。しかし、歴史を顧みれば、米国株式市場をまるごと買うことで、年率約7%のリターンがもたらされていることが分かっています。このリターンは株式の値上がり益と分配金を再投資したときのリターンです。

私が今検討しているこの個別株の配当率を見てみましょう。

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  • Verizon(VZ) 4.75%
  • Phizer(PFE) 3.75%
  • Coca-cola(KO) 3.47%
  • PhilipMorris(PM) 3.66%
  • Exxon Mobil(XOM) 3.62%
  • Royal Dutch Shell(RDSB) 6.66%
  • British American Tobbaco(BTI) 4.42%
  • HSBC 6.46%(HSBC)
  • 2017年4月9日時点

これらを均等分散したときの平均配当率は4.6%です。あとは税金次第となりますが、外国源泉税無視して申告分離課税20%引かれたとすると、平均で3.68%となります。

もし5000万円をすべて上記8銘柄に投資すると、5000万円×3.68%=184万円が手に入ることになります。これは月々15万円位の収入になります。何もしなくても月15万円手に入るのです。

配当金が減る可能性はないのかと心配になる人もいるかもしれません。そのような人は、配当貴族と呼ばれる25年間以上増配し続けている銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。上記銘柄の中ではCoca-ColaやExxonMobileが該当します。残念ながら日本にはこのような銘柄はほとんどありません。

配当貴族は過去数十年間幾度となく繰り返された暴落を乗り越え、さらに増配を続けてきたという財政基盤が極めて盤石な企業群です。今後減配する可能性がゼロとは言いませんが、その可能性は極めて低いでしょう。このような銘柄に投資をすれば、年を追うごとに勝手に分配金が増えていきます。

ある程度支出を抑えた生活ができるのであれば、この分配金だけで生活ができる人もいるかもしれません。たとえ生活が厳しかったとしても、何もせずに月々15万円が手に入るのは家計にとって大きな安心材料となります。自分自身の収入が少なくても生活を続けていくことが可能となるのです。

自分の命を削ってお金を稼ぐのもいいですが、ほかにもお金を稼いでくれる資産を保有しておくことが大切です。これがしっかりできれば、将来の景色は全く違うものとなるでしょう。