私には夢があります。それは将来株の配当だけで東京のタワーマンションに住むことです。
私の調べによると、東京都心の一人住まい用タワーマンションに住むには最低でも家賃が15~16万円かかることが分かりました。(1K~1LDK 35㎡位を想定)もう少し広くなると20万円前後が相場になります。
では、私が保有する米国株でこの家賃をまかなうにはどのくらいの資産が必要になるでしょうか。計算してみました。
保有銘柄と配当利回り
- Royal Dutch Shell 5.16%
- HSBC 4.61%
- PhilipMorris 3.94%
- Verizon 3.92%
- Phizer 2.95%
- CocaCola 2.79%
- GE 2.65%
- Cisco 2.44%
- 平均利回り:3.66% ※2018年1月30日時点 米株は外国税10%控除後
この利回りでタワマン家賃16万円をカバーすると仮定します。
計算式
年間家賃192万円(16万円×12ヵ月)÷3.66%=5,245万円
上記8銘柄に5,245万円を均等分散投資すれば、東京都心のタワーマンションの家賃に相当する配当金を得ることができます。
5000万円分の米国株を保有することは、流動性の高い東京のタワーマンションを保有することとほぼ同じということです。これだったらマンション一部屋買うよりも米国株8銘柄を買った方がいいと思いませんか?
住宅ローンを組んでマンションを買ってしまうと一極集中のリスクを避けられません。迷惑な隣人が越してきたり、凄惨な事件が起こったり、欠陥住宅が見つかったり、転勤になったりなどすると、後々面倒なことになります。
しかし、米国株の配当を家賃に充てるという戦略を取れば、簡単にその問題を解決できます。何か問題があったら引っ越せばいいからです。株さえ握りしめていれば、勝手に家賃相当分が振り込まれてきます。
確かに住宅ローンというレバレッジを使えるというのはメリットです。「手元に5000万円もあったらいいけどさ、米国株買うから金貸してくれっていっても誰も貸してくれないよ」という人もいるかもしれません。
しかし、CFDを使えばレバレッジを効かせて日経平均やダウやFTSE100に投資することもできます。さらに配当金相当額もレバレッジに応じて受け取れます。
特におすすめなのがFTSE100です。その理由は低い金利負担と高い配当利回りです。2017年のFTSE100の配当金実績を見てみましょう。
一枚取引価格770,200円につき、29,113円の配当が得られます。11月まで金利負担なしの無敵状態でしたが、12月より金利負担が発生し始めました。それでも一か月260円で済むなら、年間費用はたったの3,120円です。年間配当から金利負担差し引いても25,993円なので、3.37%の配当利回りに相当します。
繰り返しになりますが、レバレッジを効かせれば当然その分配当も増えます。もし私の3000万円をレバレッジ2倍でFTSE100を買うとこうなります。
- 6000万円÷77万円=約78枚
- 78枚×25,993円(金利差し引いた年間配当)=2,027,454円(約17万/月)
つまり、私が全財産をレバレッジ2倍でFTSE100を購入する度胸さえあれば、いますぐ配当だけで東京のタワマンに住むことができてしまいます。(もちろん元手が少なくなればなるほど強制ロスカットのリスクが高まるので要注意)
いかがでしょうか。
確かに今は低金利が続いているので住宅ローンを組むのは有利かもしれません。また、インフレが進むのであれば借金をするのは有効な手段です。唯一無二のマイホームを手に入れるというのは自分や家族にとってかけがえのないものとなることでしょう。
しかし、米国株や英国株から得られる配当で理想の家に住むという選択肢もあります。元手が少なくてもレバレッジを効かすこともできます。環境の変化にも柔軟に対応できるという大きなメリットもありますし、家一つ買うよりも株を複数銘柄買った方がリスク分散できるかもしれません。
このように色々なアプローチがあると思いますが、その都度自分にとって最適な戦略を取れるようにしたいです。配当だけでタワマンに住むにはあとどのくらいの株が必要なのか、、と妄想すると投資に対するモチベーションも上がります。
配当だけでタワマン渡り歩いた挙句、気づいたら元本が増えてた、なんていうことも米国株ならありうるかもしれません。
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