32歳サラリーマンの投資の大原則

32歳サラリーマンの投資の大原則をお教えします。

32歳サラリーマンの投資の大原則

1. 現金をかき集める
2. 直近の生活費を確保する
3. 2以外のお金を全て米国株に投資する（VTIとか）
4. 耐える

私は今これを実践しています。このため現時点で私の総資産における株の割合は94％です。

こんなこと言うと、なんとリスクの高いことをしているのかと思う人が続出します。

確かにその通りで日々の生活が結構スリリングなことは否定できません。しかし、上には上がいます。

私がまだ甘いところは、レバレッジを効かせていないところです。自分を会社に喩えるならROEが低い。

ROE

貸借対照表の資本の部の合計である自己資本（株主資本、純資産ともいう）の総資産（自己資本＋他人資本）に対する割合を指す。自己資本利益率（ROE、株主資本利益率ともいう）は、株主資本金に対する収益率を指しており、企業が収益をを得るために投資した金額に対してどのくらいの収益が得られるかを示す指標として重要視されている。ROEとともに重要視される指標にはROAがある。

自己資本比率(じこしほんひりつ)とは - コトバンク　より

一方、世の中にはレバレッジを効かせて投資（または消費）している人が結構多いです。そういう人たちに比べれば私の投資法はまだまだあまちゃんです。僕はビビりなので。

さて、話を元に戻しますと、私の投資の大原則は米国株への全力投資ですが、これはちょっと極端と思われるかもしれません。本当の投資の大原則って何なの？

そんなあなたにこの本をお勧めします。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント

The Elements of Investing

この本はウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理の著者バートンマルキールと敗者のゲーム〈原著第6版〉の著者チャールズエリスの共著で、私が投資初心者の時に出会ったバイブルです。

当時は英語の勉強も兼ねて原書で読んでいたのですが、平易な言葉で書かれていたので非常に読みやすかったです。 日本語版の第二版が出ていたので早速購入して読んでみました。

この本のいいところは、投資の要点が簡潔に述べられていることです。株式投資をしているとどうしても脳みそと身体がヒートアップしてしまいがちですが、この本はそんな火照った身体を冷ましてくれます。

一回読んで終わりというのではなく、定期的に読み返すことで投資の基本に立ち返ることができます。本書から３つのポイントを紹介します。

投資を始めるにあたって本書ではまずこういう基本から説きます。

投資をするお金がないことには、リターンが2％だの、5％だの、10％だのといっても始まらない。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒントより引用

ほんとにその通りです。まず支出をコントロールして投資するお金を捻出することが大切です。

少しでも高いリターンを求めて情報収集したり、ポートフォリオを構築するのもいいですが、それよりおじさんたちとゴルフを行くのを止めた方が効果的だということがよくあります。

次に複利を活かすこと。

ゆっくりと、しかし確実にお金を貯める秘訣は再投資（複利）にある。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒントより引用

これが株式投資をできる限り早く始めるべきと言う理由です。数十年単位で複利運用ができれば後半はシャレにならないほどの資産格差が生まれます。

三つ目は、若いうちは株式全力投資するのもありだということ。

毎年の市場価格が全く気にならない人にはとくに若い人にはチャーリーは全資産を株式投資することを勧める。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒントより引用

私は毎年どころか毎日の市場価格が気になっていますが、こうして生きています。人それぞれなので無理する必要は全くありませんが、若いうちにいろいろ挑戦してみた方がよいと思っています。何事も経験でやってみれば何かが分かります。

他にも大変ためになる投資の大原則がちりばめられているので興味がある人はぜひ手に取って読んでみてください。

大きな野望を達成するには大切な条件がある。具体的であること。計画が具体的であれば、その計画に沿って実現することは難しくない。もう一つの条件は計画を確実に実行すること。その計画が実現可能ならば、目的は達成できる。

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント