サラリーマンを辞めたので会社で加入していた企業型確定拠出年金の資格を喪失しました。これを個人型に移管する手続きを進めています。
今回の記事の内容は、iDeCoの年単位拠出をうまく活用すれば、僕のような無職のiDeCo拠出額を最適化できるのではないかというお話です。
簡単に言うと、その年の収入に応じて(またはその時の気分に応じて)年に一回まとめて適当な金額を拠出すれば良いということ。
あぁそんなルール変更あったなぁという感じですよね。
しかし、いくつか注意点があるのでそれをうまくくぐり抜けていく必要があります。
年単位拠出とは毎月定額を拠出するのではなく、月ごとに金額を指定する方法です。年1回以上の拠出ということらしいので、極端な話、最後にまとめて限度額の816,000円をどかんというのもできます。
年単位拠出のポイント
- 年に1回まで掛け金の変更が可能(申し込み翌々月から適用?要確認)
- 前払い不可。経過月の累計分の金額が可能。その年の最終拠出月にまとめて拠出すれば限度額フル活用可。
以上より、掛け金変更手続きが間に合う適切なタイミングで、その年の拠出額を決定し、拠出最終月にまとめてどかんが合理的っぽいことが分かりました。
この方法のデメリットは2つあります。
- 投資が遅れることによる機会損失。
- 購入金額の平準化ができない。
上述の通り、拠出金額の前払いができないので、その年の最終月にまとめて拠出となります。もしその前に株価が上がってしまうとそのリターンを逃すことになります。
しかし、年単位拠出メリットは、所得控除を最適化することにあり、もし投資リターンに重きを置きたいなら、間違いなくフル拠出するのがおすすめです。
次に購入金額の平準化ができないということがあります。
しかし、僕の場合、既にVTIに1,500万円ほど一括投資しているため、年間816,000円をさらに平準化する意義は微妙です。
さらにあと30年近く投資期間があるのでそれだけで十分平準化できると判断します。
今回はひとまずここまで。
細かいところの確認はもう少しゆっくり時間をかけてやっていきます。
年払いのメリットはこの記事が参考になりました。
以下はなぜiDeCoの年払いが僕のような無職(または個人事業主)の味方になりうるかの補足説明となります。
まず、確定拠出年金のメリットは以下の3つでした。
- 掛け金は所得控除
- 運用益は非課税
- 受け取り時に非課税または減税(年金控除や退職所得控除)
以上より、所得がある方にとってはフル拠出が鉄則です。
しかし、僕は無職なので1の所得控除が活用できません。なぜなら収入がなければ所得控除の意味がないからです。
なので、無収入が続く限り、僕がiDeCoを活用する理由は、2と3の理由によるものです。
悩ましいのは拠出額をいくらにすればいいのかという点です。
上述の通り、2と3だけのメリットを享受するだけでもフル拠出する意義はあると考えています。しかし、無収入のままフル拠出するのもちょっと気が引けます。
じゃあ最低限の5000円にするか。
でもブログがバズって所得が急増する可能性もゼロではありません。
毎月の定額拠出ではこの微調整が難しいのが課題でした。
しかし、上述の年間拠出を活用することでこの問題が解決できる可能性があります。拠出金額の決定と実行を遅らせることができるからです。
なんとなくわかってきましたね。
でもまだ抜けがありそうなのでもう少し勉強を続けたいと思います。