タイイチについて語る時に僕の語ること

「タイイチ」という言葉を知っていますか?

パンツ一枚のことをパンイチと言うことがありますね。それと同じです。

タイツ一枚のことをタイイチと言うらしいです。僕は最近タイイチでのランニングに挑戦しています。

海外ではこのタイツ一枚でランニングしているのをよく見かけます。中国ではパンイチで走っている人もたくさんいます。

しかしなぜか日本ではこのタイツ一枚でランニングすることに躊躇する風潮があるように思います。

女性はまだいいらしいんですけど、男性ね。

Yahoo!知恵袋とかにもその類の質問があるし、男性のタイイチは気持ち悪いからやめてくれというコメントもあったりします。

だから、無難にタイツの上からランニングパンツを履くのがいいのかもしれませんが、洗濯物が増えて環境にもよろしくないので、エコフレンドリー僕はタイイチに挑んでいます。

 

しかし、なぜタイイチはあかんのでしょうか。

それは下半身のシルエットが分かってしまうからだと思います。別にこれは男性だからということではなくて、女性もそうだと思うんですね。

まぁ僕の場合タイイチでもなぜか全然フラットなので問題ないと思っているのですが、やはり他人からの視線は気になるところですし、人に不快感を与えるようなことはしたくありません。

なので、できる限り自然なタイイチになるように努力を重ねてきました。

具体的な対策としては以下の2つです。

  • タイツを浅めに履く
  • 裾が長いシャツを着る

まずタイツを浅めに履くことでマージンを確保できます。なんとなくわかるよね。

うん、そう、そのイメージ。

次に裾が長いシャツを着て危険地帯を包み隠してしまうことも有効です。やはりゾーンが完全に晒されてしまうとどうしてもそこに目が行きがちです。

これを避けるのは隠してしまうことが一番です。完全に隠さなくても裾が長いだけでだいぶ違います。

なので、僕は大きめのシャツを着てその長い裾でゾーンを隠しています。

よく海外のレースでもらうシャツはSでもとんでもなくデカかったりするので、そういうシャツを有効活用しています。

ちょっとセクシーな感じですね。

うん、そう、そのイメージ。

こうして創意工夫を凝らしながら僕は今日もタイイチで東京を駆け回っています。

もしかしたらいつも一緒に練習している高校生たちに陰でバカにされているかもしれません。

「タイイチおじさん今日も来はったわ」

「ほんまや、タイチさん今日もいはる」

「なんであんなデカいシャツ着てんねやろな」

やれやれ

これが社会に浸透するにはもう少し時間がかかりそうです。

みんなが安心してタイイチでランニングができる。そんな社会に早くなればいいなと思います。

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

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