英検は単語の比重が大きく大事なパートですが、級が上がるにつれて学習が困難になっていきます。
さらに年を取ったせいか、暗記力も落ちているようです。覚えた!と思っても二歩歩いたら忘れるし、覚えられない単語は、何回やってもだめなんです。
少しまともに対策を考えなければいけないと思って、いろいろな方法を試していますが、最近使っているアプリが使い勝手が良く、有料ですがコスパは高いと思うので紹介します。
4月23日までセール中で840円→480円になっています。1級~準2級までしかないですがおすすめです。
いいなと思った機能を列挙します。
- マーカーや苦手な英単語・熟語での絞り込み
- 再生の順番や再生回数、再生速度、再生間隔の調整
- シャッフル、リピート
- マルチタスキングでのバックグラウンド再生
- 任意の言葉をなぞって物書堂の辞典アプリで検索
僕が欲しかった機能は、分からない単語だけピックアップし、それを一覧で表示、音声を例文付きでシャッフル再生できる機能です。このアプリならそれがすべて実現できます。
使い方は、まず分かる単語と分からない単語の仕分けです。学習初期で分かる単語は、もう自分のものになっているはずですから学習の対象から外します。
クイズでできなかった単語が赤でピックアップされ、それ以外に黄色でマークすることができます。こんな感じで一覧表示できます。
そして、分からない単語の音声を聞きながら、発音してみたりして、脳みそに刷り込んでいきます。それからクイズで出来栄えを確認。すぐにはマーカーを外さず、しばらく何回か繰り返して確実に定着した単語のマーカーを外していく。
このように学習を進めていきます。そうすると最終的には自分が覚えられない単語たちだけが残ります。アプリの機能を使うと、簡単にその作業ができるので、自分の苦手単語たちを集中的に攻略していくができるのです。
- 隙間時間で仕訳作業
- 移動時間やランニング中にシャッフル再生。
- クイズ&仕分け。
この繰り返しです。老化が進んだ僕でもはるかに効率的に学習を勧められるようになりました。おすすめです。これでパス単全部暗記して次回の英検に臨もうと思います。
ちなみに英検1級の単語はレベルが高すぎで、ネイティブでも分からないものがあるとか言われますが、それは嘘です。
もしほんとならその人は中卒とか、高卒でも勉強が苦手な人のことだと思います。これらの単語は、一般的な本の中にも出てきますし、海外ドラマでもよく出てきます。
なので、このレベルの英単語をきっちり抑えておけば、洋書も相当読みやすくなるし、ドラマでも聞き取りやすくなることは間違いありません。それがモチベーションにもなります。
まとめ
紙、電子版、アプリにおける単語の学習のメリットを整理しておきます。
紙
- メリット:一覧性に優れる、ページが繰りやすい、書き込める、赤シートチェックができる。
- デメリット:持ち運び不便、単語の仕分けができない、破れる
電子版(Kindle)
- メリット:スマホがあれば閲覧可能、メモやフラッシュカード機能で書き込みや自分の好きな内容にカスタマイズできる、辞書が使える
- デメリット:一画面の情報が紙よりも少ない、フラッシュカードを作るのは手間がかかる(単語のピックアップはできるが意味は自分で記入)、赤シートなどを使ってのクイズができない
アプリ
- メリット:クイズが秀逸、単語の仕分けが簡単、リスニングもできる、辞書も使える(同じ物書堂の辞書アプリがあればそれに飛べる、これ便利)
- デメリット:やはり紙のような一覧性はない。しいて言えば、コスト。
パス単についていえば、旺文社の無料アプリ「英語の友」もおすすめでこれでもかなり効率的に学習を進めることができます。
今回紹介したアプリとの違いは、マーキングした単語の意味と例文も合わせて再生できないことです。
英語の友でも以下のことはできます。
- 単語→意味→例文の音声を再生(マーキング非対応)
- 単語のマーキングとシャッフル再生も可(でも意味と例文はなし)
なので、クイズ機能と共にマーキングした単語の意味と例文も合わせてカスタム再生(リピート・シャッフル・スピード・間隔調整など)できることにメリットを見いだせれば買いです。
かなりマニアックなところまで踏み込んでしまいましたが、単語学習者であれば、「欲しかったのはまさにそれや」となっていることと拝察します。
自分の苦手な単語を効率的かつ集中的に攻略することができる、これこそが単語学習でアプリを利用する強みです。