25日の米債券市場で10年物国債利回りが一時1.61%に急上昇しました。金利上昇に伴い株式市場では割高感が意識されやすいハイテク銘柄を中心に売られたそうです。
株式相場も大きく下落した。ハイテク株の多いナスダック指数は前日比で3.5%下落した。下落率は20年10月28日(3.7%)以来、4カ月ぶりの大きさとなる。取引時間中には下落率が4%を超える場面もあった。金利急上昇を受け、20年に大きく買われた高PER(株価収益率)の銘柄を中心に下げが目立った。
ということで、私が投機しているレバレッジETFたちも軒並み今年最大の下落を経験しました。
これをメモしておくと将来役立つことがあるので、下落幅が大きい時(悲しい時)にはレポートを配信しています。
以下がそれぞれの銘柄の下落率と下落幅です。
2021年2月25日
- SPXL:-7.19%(-5.19ドル)
- TECL:-10.42%(-46.07ドル)
- SOXL:-17.21%(-112.90ドル)
今回失われた金額です。
- SPXL:-2,070ドル
- TECL:-1,888ドル
- SOXL:-2,709ドル
昨年のコロナショック時の記録も参考のため記載しておきます。
2020年2月27日(1回目)
- VTI:-4.38%(-6.94USD)
- SPXL:-13.33%(-7.82USD)
- TECL:-16.24%(-39.2USD)
- SOXL:-14.11%(-31.41USD)
2020年3月9日(2回目)
- VTI:-8.03%(-12.09USD)
- SPXL:-23.22%(-11.54USD)
- TECL:-22.36%(-46.07USD)
- SOXL:-25.34%(-50.32USD)
2020年3月12日(3回目)
- VTI:-9.72%(-13.42USD)
- SPXL:-28.68%(-10.78USD)
- TECL:-29.43%(-48.31USD)
- SOXL:-30.41%(-44.60USD)
2020年3月16日(4回目)
- VTI:-11.38%(-15.47USD)
- SPXL:-33.87%(-11.53USD)
- TECL:-36.16%(-56.77USD)
- SOXL:-38.59%(-50.14USD)
多くの人は下落率に着目しがちですが、自分の資産に直接影響を及ぼすのは額の方なので注意してください。
例えば、過去最大の下落率を経験した2020年3月16日の下落幅は、必ずしも過去最大ではありません。
なぜなら、株価が下がれば下がるほど、下落幅も小さくなるからです。
だから、過去最大の下落率でも実際にはそれほどダメージを受けなかったということになります。(というかもう麻痺していた)
一方、上昇を続けた後の急落には注意が必要です。
株価が高くなっているので、下落率はそこまで大きくなくても思いのほかダメージを受けるからです。
例えば、SOXLは昨年のコロナショックの2倍以上の下落幅になっています。
え?
コロナショックの2倍?
知らなきゃよかった。
だから、上昇後からの序盤の急落が一番きついのです。
みなさん準備はよろしいですか。
いってらっしゃい。