SPXLとTECLの悲劇

私は米国株レバレッジETFのSPXLとTECLに投機していますが、ある悲しいことに気が付きました。

SPXLとTECLはそれぞれ以下の指数の3倍の値動きに連動しています。

  • SPXL:S&P500
  • TECL:The Technology Select Sector Index

バンガードのETF(1倍)だと、それぞれ以下に相当します。

  • SPXL:VOO
  • TECL:VGT

TECLの上位銘柄は以下の通りです。

  • Microsoft
  • Apple
  • Visa
  • Intel
  • Mastercard
  • Cisco
  • Nvidia
  • Adobe Inc
  • Salesforce
  • Paypal

レバレッジETFに関する私の取り組みは、以下の記事をご参照ください。 

今回直面している悲劇は、元々言われていたことで、それを身をもって体験したというか、なるほど、そういうことね、という感じです。

まずは結論から行きます。

  • 結論:暴落後の上昇が鈍い

株価チャートを見てみましょう。

VOO & SPXL

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VGT & TECL

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特にTECLの悲劇ぶりが顕著ですね。

VGTがほぼ元に戻りかけているのに、TECLは最高値の半分強位までしか値を戻していません。

VGTとTECLのポートフォリオをよく見ると、微妙に各銘柄の比率は違いますが、それだけではこの差を説明することはできないでしょう。

やはり激しい急落に見舞われてると、レバレッジETFは不利になります。

急落時にレバレッジETFが不利になる理由は、この記事で詳細なデータを以って分析しました。

いかがですか?

身銭を切るといろいろなことが分かります。

身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質
 

ですね。

しかし、問題は長期的に見て、これらの3倍ETFが1倍ETFリターンを凌駕するかどうかです。

私の場合は、NISAにぶっこんでいるので、5年後の結果が全てです。

この時に1倍ETFのリターンを超えていればよしとしましょう。

さぁどうなるか。。5年後に結果がわかります。

レバレッジETFに投機しようと思っている方は、このようなリスクもお忘れなきよう。

いずれにせよ、レバレッジETFを保有しつつ、第一次コロナショックを通過できたのは、何にも代えがたい経験となりました。

これこそお金を払ってもそう簡単には得られないコトの追求です。

実際大金を支払っている、いやデポジット?していることになっていますが。

数倍になって戻ってくれるといいな。

このような経験を一つずつ積み重ねて人はより一層賢くなって行きます。

この日記が皆様のお役に立つ日が来るとすれば、それに勝る喜びはありません。