私のメインバンクはHSBC香港なのですが、その理由は3つあります。
一つ目の理由は、日本の証券会社は非居住者が運用できないルールになっていて不便だからです。
楽天証券のルールを見てみましょう
海外勤務や留学等のために出国し、日本国内「非居住者※」となる場合は、あらかじめの届出が必要です。
出国されている間は、当社の証券総合口座にて国内株式、海外株式、債券等をお預かりするのみとなり、一時的にお取引等が制限されます。
帰国後にご連絡いただくことで、制限解除のお手続きをさせていただきます。
※当社における「非居住者」の定義
- 1年以上にわたる日本以外での居住、または居住予定がある。
- 期間の定めのない海外転勤、海外留学。
私はグローバル人材なので、海外に行く可能性はゼロではありません。実は将来、海外留学をしてみたいと思っているのです。
もし日本国内口座で運用していると、ほぼそれが凍結されたような状態になってしまうので不便です。
だから、非居住者になっても自由に取引ができるHSBC香港のような海外の口座を使っています。
二つ目の理由は、口座間の海外送金が一瞬でできるからです。
私は、香港、中国、シンガポールに口座がありますが、プレミア口座だとこの国への送金がネットで一瞬でできます。
最近は、あまり行くことはありませんが、以前は中国とシンガポールに行くことがありました。
このため香港の口座からキャッシュを中国やシンガポールに送り、それぞれ人民元とシンガポールドルに換え、デビットカードで決済していました。
こうすれば、クレジットカードを使うより、手数料が安く、ネットで全てが完結できるのでとても重宝しています。
ちなみに香港⇔日本の送金もかなり機動的で便利なので使いやすいです。
3つ目の理由は、上場しているすべての米国株の売買ができることです。
日本の証券会社では、投資ができる株やETFに制限がありますが、HSBC香港ではそれがありません。
(全部検証したわけではないからあるかもしれないけど)
だから、日本ではアクセスできない株を買って、イキることができます。
まぁだいたいそんなことをするとしくじりますけどね。
私はVTI一筋なので、このメリットはありませんが、何か面白いETFが出てきた時にはすぐに試せるので、その日がいつか来ることを楽しみにしています。
TQQQとか日本の証券会社だと買えないみたいなので、そういうのが欲しい人にはメリットだといえるでしょう。
このように、私がHSBC香港を利用しているのは以下の3つの理由です。
- 非居住者になったときのため
- 海外送金が楽
- 米国株の選択肢が豊富
海外に縁がなければほぼ意味はないでしょう。
しかしメリットだけではありません。
何かトラブルが起きた時は、英語か中国語か広東語で対応しなければならないからです。
私は以前フィリップモリスの配当金の一部が振り込まれないときがあって、それで問い合わせをしたときは結構骨が折れました。
ややこしいのは、配当が二種類あって、その一方しか振り込まれていなかったことです。80/20companyね。
フィリップモリスの配当は二種類あってね、、という説明をして、確認を依頼しなければなりませんでした。
英検1級の面接よりはるかにむずかったです。
しかし、HSBCのサポートはとても良くて、この問題は円満解決できました。
それ以外にも朝3時頃にパスワードを間違えまくってロックされたことがあるのですが、その時間帯でも電話で対応してくれたのは驚きました。
日本の銀行は、昼間の3時まで営業していませんが、HSBCは夜中3時でも営業しています。
少しはこの対応を見習ってほしいです。
今後の方針としては、このままHSBCでVTIを運用して、ある程度含み益が乗ってきたら、海外へ留学するというのが、お得な感じがしています。
注意点は1億円を超えないことですね。
現行のルールだと、1億円を超えると出国するときに税金がかかってしまうので、このルールには注意しておく必要があります。
自分のライフスタイルに合わせて、お金の流動性を高めておくことは大切なことだと思いました。