私は寝る前にカーテンやクローゼットやドアに隙間がないか総点検します。隙間が空いているとそこから覗かれてしまうからです。
怖いこと言うなよ、と思われるかもしれませんが、私はこれまで何回も覗かれてきて大変怖い思いをしてきました。
だから、このように寝る前には万全の体制で臨みます。
こうなった理由は、私の睡眠が不安定だったからです。
通称金縛り、正式には睡眠麻痺?を頻繁に起こしていました。
寝入りばなや起き掛けに、
意識ははっきりしているのに、からだが動かない。
声を出そうとしているのに声が出ない。
胸に重たいものが乗っている。
目を開けると人が乗っているのが見えて・・・。
そんな体験を、私たちは金縛りと呼んでいます。金縛りは、睡眠麻痺と呼ばれる現象です。
この睡眠麻痺の途中なのか直後なのかよく分からないのですが、そこでめちゃくちゃ幻覚を見てしまうんです。
私の場合、隙間があると、大体そこから人に覗かれる設定になっています。
この設定めちゃくちゃ怖いのでやめてほしいのですが、設定の変更方法が分かりません。
カーテンの隙間、ドアの隙間、クローゼット開けっ放しだったら覗かれ放題です。
だから、徹底的に隙間を排除してきました。
最近は睡眠も安定してきてあまり睡眠麻痺を自覚することはなりました。やはりストレスが原因なんですかね。昼寝をしすぎると良く起こっていました。
だいぶ慣れてはきましたが、金縛りは本当に嫌な気分になります。
なんと言ったらよいのか、例えるなら幽体離脱したような気分でしょうか。
意識はあるけど、身体には戻れていない、意識と無意識の狭間に取り残されたような気分で、とても不安な気持ちになります。
そのまま無意識に落ちるか、身体に戻るか、の2つの選択肢がありますが、どちらを選ぶかはケースバイケースです。
無意識に落ちる場合はそのまま眠気に身を委ね、身体に戻る時には、身体を動かすサインを送ります。
ここで声を出そうと頑張るのですが、声にならないような声が出る感じによくなるので、これが金縛り現象特有の「声を出そうとしても出ない」症状に繋がるのだと思います。
身体を動かそうとしても動きません。だれかが自分の身体の上に乗っていると表現しても、まぁ確かにそんな気もするなと思います。
そうこうしているうちに魂が身体に戻り、ハッと目が覚めます。
この身体に戻るまでの間が不安定な状態でここでよく幻覚を見ます。
あぁ目が覚めたと思って身体を起こすと、めちゃくちゃだるくて身体が思うように動かない、周りを見渡すと、知らない人が横たわっている。
うわぁぁぁ!となって、目が覚める。
ということもあります。
意識が戻ったと思ったら、目の前に顔があってバッチリ目が合った。
うわぁぁぁ!となって、目が覚める。
もうとにかくヤバいです。
まぁこれも自分の特性なので付き合っていかなくてはなりませんが、あの意識と無意識の間がなんとも言えない恐怖です。
あそこに取り残されたらどうしよう、みたいな。。
分かる人は分かりますよね。
これがコントロールできるようになりたいです。意識と無意識を自在に操る。
夢もそうですね。
たまにあぁこれ絶対夢だと思うこともあれば、なぜか夢だと思えない時があります。
目が覚めてから、あぁ夢でよかったぁ、と思う。
人間の脳はとてもクリエイティブです。
金縛りも一つのエンターテイメントだと思って楽しむことにします。